目次
土用って何?
今まさに土用の時期に入っているのですが、みなさんは土用って聞いたことありますか?
「土用丑の日」なら聞いた事があるでしょうか?
夏バテをしやすい時期にウナギを食べて力をつけよう!というイメージを持っている方が大半だと思います。
土用自体どんな期間で、いつからいつまでが土用なのか知っていますか?
こちらでは皆さんの生活でぜひ意識して土用を過ごすことでどんなメリットがあるのかなどをお届けしたいと思います。
年に4回訪れる土用とは?
「土用丑の日」のイメージが強い土用ですが、実は年に4回土用の期間が訪れます。
今年は7月19日〜8月6日までが「夏土用」。
現在、土用の期間真っ只中ということです。
簡単に説明しますと、立夏・立秋・立冬・立春の直前に約18日間ずつあり、毎年日にちは変化があったりします。
東洋哲理である「陰陽五行説」が関わっていると言われています。
この期間、季節の変わり目と言われている時期でもあり体調を崩しやすかったり、気をつけたい期間です。
ただ、言い換えればこの期間にしっかりと心身をケアしておけば次の季節をとてもいい状態で迎えることができる準備期間だと考えることもできます。
夏土用で食べた方がいいものとは?
土用丑の日として馴染みのある期間ですよね。
皆さん親しみのあるウナギは勿論のこと、「う」のつくものを食べる風習があります。
梅干しやうどんなどはそうですね。
暑さで食欲がなくても食べやすく、夏バテを防ぐための知恵だと言えます。
陰陽五行論からみた場合、この時期にはやはり季節野菜のトマトやナス、オクラ、トウモロコシなどをいただくというものとても大切です。
時期を問わず今では野菜なども常に陳列されていることもあるので季節を感じられない野菜なども増えています。
しかし、夏野菜は今の時期が一番エネルギーを持っているため是非その力を存分に活用してほしいと思います。
親子での食育としても良いですよね!
土用の過ごし方で気をつけてほしいこと
夏土用に意識して食べてほしいものをお伝えしましたが、四季を通して「土用」を過ごす時に気をつけてほしい過ごし方があります。
それは、普段以上に暴飲暴食を控えてほしいということ。
季節の変わり目で体調を崩しやすい=土用ということであれば、ご自身の身体を労わる期間にしてほしいのかこの時期です。
それぞれの季節に身体をサポートしてくれる食材を取り入れつつ、意識して消化器官を休めてほしいと思います。
例えば、
- 休肝日を取り入れる
- お菓子などを控える
- 消化に負担のかかるものを控える
- 腹八分をいつも以上に意識する
- ご飯とお味噌汁というシンプルな食事にする
- 冷たいそうめんや飲み物ばかりをとらない
といったことです。
日常的にも偏りのある食生活は意識したいものですが、なかなか日々過ごしていると意識せず月日が流れていることってありませんか?
大切なご自身の身体をこの土用などを活用して見つめてみるのもオススメです。
年に4回の短い期間ですので、その期間内の3日程でもいいですし、1週間でもいいでしょう。
お酒を毎日飲んでいたり、甘いおやつを毎日食べていたり、消化負担の大きな肉類を毎食いただいていては胃や肝臓は常にお疲れ状態です。
胃に負担をかけないように意識して過ごしてみるだけでも消化負担は激減するでしょう。
今まで気になりながら意識できていなかった方は土用に取り組むことをお勧めします。
消化器官を休ませるメリットは?
普段から頑張って働いている臓器を休ませてあげることを意識するだけで、変化を感じる方も多いんですよ。
例えば、
- 体重が減った
- 体脂肪が減った
- 心地よい空腹感を久しぶりに感じた
- 普段が食べ過ぎていることに気づいた
- 食事がいつも以上に美味しく感じる
- 疲れにくくなった
- お肌が綺麗になった
などが良く聞かれます。
食事をいつも以上に減らすことで体重や体脂肪が減るのは分かりますよね。
それ以外に、気持ちの面で食への感謝を感じるようになったりします。
それから女性にとっては特に嬉しい「お肌が綺麗になる」ということ。
いつもエネルギーが消化器官に奪われているという事が多く、少し食事をセーブすることで使われるエネルギーが減り、他の場所への修復に力が注がれるという現象が起こります。
普段がどれだけ消化器官を働かせているか感じることでしょう。
子供たちにも伝えたい土用の過ごし方
子供たち自身にも自分の身体と向き合う時間を感じてもらうのはとても良い期間です。
実際に、我が家では5歳の息子が私がこれから1週間ご飯を軽くしておやつを食べないという宣言を聞いて「僕もやりたい!」とお菓子をやめる宣言をしました。
普段からお菓子を欲しがることも多かったので、本当にできるかな?と気になる面もありましたが無事に1日目をクリアしました。
私から息子を誘ったわけでもなく、本人が決めたことなので5歳でもちゃんと分かっているようです。
子供たちに楽しみながら土用を過ごしてもらうために考えたのは、
- 芋やとうもろこしをおやつにする
- お団子作りを一緒に楽しみながらおやつにする
- おにぎりの具材を変えて食事も楽しむ
- 手作りの本葛粉を使ったゼリーを作る
など、なるべく意識がお菓子にいかないように工夫しています。
きっと、自分で決めたことをやり遂げた先には心身に感じる体感と「やれた!」という達成感を感じてもらえると思っています。
次の季節に向かって楽しく土用を過ごしましょう!
土用をどのように過ごすかによって次の季節を迎えた時にエネルギッシュに過ごせるのかどうかが決まります。
いつも何となく季節の変わり目には体調を崩すという方は、ちょうど今の時期に過ごし方を意識すると良いですよ。
食の力を味方につけつつ、負担の少ない食材をいただいて土用の期間を過ごしてもらいたいと思います!