暑い季節になり旬の野菜もトマトやキュウリなどを楽しめる時期ですね。
畑では秋冬野菜の準備が始まり、種まきや植え付けが始まる季節でもあります。
夏に種まきして秋冬に収穫できる野菜を夏休みを利用してお子さんと一緒に初めてみてはいかがでしょうか?
初心者でも始めやすいコツやオススメの野菜などを紹介していきます。
始めるときに最低限必要なもの
プランター栽培をするときに「これさえあれば大丈夫!」という必要なものをご紹介します。
①種
育てたい野菜の種を選びます。
難しく考えすぎず、季節に合った好みのお野菜を選ぶことで収穫の楽しさも倍になります!
後ほど、育てやすさで選んだお野菜もご紹介します。
②プランター
ベランダなどでの家庭菜園を始めるとき必要になってくるのは栽培容器のプランターです。
植物の成長を考えて大きめのサイズを選ぶことをオススメします。
③土
プランターの下半分に土を入れたら、上半分は腐葉土を入れることでプランター栽培でも微生物が元気に働いてくれる環境を作りやすくしてくれます。
ホームセンターなどの園芸コーナーで手に入れることができるので担当のスタッフさんにオススメを聞いてみるのもいいかもしれませんね。
④水やりジョウロ
プランターに水やりするときにジョウロがあると便利ですね。
自宅にあるコップなどでも代用は可能ですが、まんべんなく水やりできることやお子さんのお気に入りの可愛いジョウロを用意しておくことで気持ちよく水やりを楽しむことができます。
⑤シャベルなどの植え付け道具
土に直接触ることもOKですが、植え付けのときや手入れの際など長時間土を触っていると手荒れなどの心配もあります。
道具としてシャベルや手袋があるといつでも作業しやすくなりますので用意しておくといいでしょう。
その他
必要に応じて
- 作業用エプロン
- 肥料
- 支柱
- 野菜の名前を書くラベル
などを用意しましょう。
楽しくプランター栽培をするためにあった方がいいものは用意するといいですね。
夏の種まきオススメ野菜
夏に種まき・植え付けをして、収穫時期は秋以降になる野菜。
初心者でも楽しみやすい野菜を紹介します。
①にんじん
種まき
7月中旬頃〜8月中旬頃
収穫
11月〜2月頃
お世話のコツ
にんじんが成長するために間をあけてあげる「間引き」をすることで大きく成長してくれます。
間引きは芽が出てある程度成長したら、1〜2cmぐらい感覚をあけてあげるため間引いていき(収穫)、最終的には隣同士の葉が重ならないようにすることが理想的です。
種を蒔いたら、日中の暑い時間帯など保水のため新聞紙を被せるなど乾燥を防ぐと効果的ですよ。
発芽するまでの一週間は水やりはしません。
楽しみ方
色んな料理に使いやすいにんじん。
スーパーに並ぶにんじんの多くは葉の部分が取り除かれてしまっていますが、その葉っぱもふりかけにしたり、かき揚げにして楽しむことができます。
間引いたにんじんもその都度、葉っぱの部分を楽しんだり小さいにんじんも糠漬けにしたりサラダなどに使うと丸ごといただけるので長期で楽しむことができる楽しみもあります。
我が家では5歳の息子がにんじん葉のふりかけを作りたいと自らキッチンに立ってくれますよ。
②じゃがいも
種まき
8月中旬頃〜9月上旬
収穫
11月頃
お世話のコツ
日当たりが良い場所で育ててください。
この時期に育てるじゃがいもは「秋じゃが」とも言われます。
楽しみ方
蒸して丸ごといただいたりするのも美味しいですね。
ポテトサラダなどをお子さんと一緒に作ることで自分で収穫した野菜がこんな風に料理に変わるんだぁと感じることもできるので、ぜひお子さんにじゃがいもを潰す作業などを手伝ってもらってください。
③リーフレタス
種まき
7月下旬頃〜9月上旬頃
収穫
11月〜12月頃
お世話のコツ
土の表面が乾燥したらお水をたっぷりあげましょう。
多湿も苦手な野菜なので水やりをしすぎるのも注意してください。
家庭菜園では育てやすい野菜で、収穫も割と早く楽しめる野菜です。
楽しみ方
収穫の際に、一気に引き抜くのではなく根元に近い大きな葉から必要な枚数をもぎり取って収穫しましょう。
そうすることで、中心から新しい葉が生えて成長してくれるのでしばらく収穫を楽しむことができます。
中心部分が浮いてきて育ちすぎたら収穫も終わりの時期なので根っこから引っこ抜きましょう。
必要な枚数を必要なときに新鮮な状態で収穫できるのが家庭菜園の醍醐味ですね。
親子で作業を手分けして楽しもう!
野菜を育てるということは、その経過も楽しみながら観察できるということと同時に「世話をする」大切もあります。
気づいたらママだけが世話をしていた!ということが無いように子供たちと話し合いながら作業を手分けしていきましょう。
プランター栽培だから楽しめること
ベランダに出たら野菜を確認できるという利点もあるので、気になったときに成長を楽しめるのが良いですね。
朝起きたらまず外の空気を吸いながら、野菜の成長などを観察して水やりをしてというのも日課にすると良いかもしれません。
家庭菜園で五感を育てよう!
スーパーで並んでいる野菜と違って、自分でお世話したお野菜を収穫できる喜びは子供たちにとっても素晴らしい体験になることでしょう。
自分で作るお野菜を通して心から美味しいと感じる感覚や育てる楽しさを味わう食育に繋がります。
家庭菜園をすることで、普段から食べている食べ物への感謝ができるようになります。
自然の恵み、エネルギーに感謝して野菜作りを楽しみ、食していけたら良いですね。
この夏、ぜひ野菜作りをスタートさせてみてはいかがでしょうか?