育児・家族

本格的な夏の始まり!夏バテ知らずの身体を作る食の提案

これからの夏本番に向けて親子で夏バテにならないようなカラダ作りをしていきましょう。

カラダからのサインを受け取り、食事の面からケアするコツをお届けします。

四季の移り変わりとカラダの関係

季節の変わり目に体調を崩しやすい。

そういう事を聞いたり、ご自身が体感していたりという方も多いのではないでしょうか?

日本は四季を通して自然の流れを感じることができる国。

その四季に合わせたカラダ作りをすることは免疫力を整えることにも繋がっていきます。

自然の摂理に沿った食生活をすることで毎日を活き活きと過ごせるように調整するチカラが本来備わっています。

その四季にどのような食生活をすれば良いのかのヒントをお伝えします。

季節によっての不調予防を心がけよう

梅雨の時期

梅雨の時期はまさに季節の変わり目にあたり、カラダも夏本番に向けて変化する時期です。

そろそろ夏野菜が並び始める頃ですが、まだまだ旬の時期ではありませんので夏野菜は程々にしましょう。

この時期に食生活に取り入れていきたいのが、乾物や海藻類です。

梅雨の時期に不足しがちなビタミン・ミネラルを補給するのに打ってつけの食材ですので活用しましょう。

夏本番

夏といえば、トマトやきゅうりが並び新鮮な季節ですよね。

ここからが夏野菜の出番です。

真夏の蒸し暑さの中、カラダを保ちながら過ごしていけるための自然からの産物が「夏野菜」です。

これらの夏野菜をいただくことでカラダが涼しくなり、しのぎやすくなります。

夏にご飯が食べづらいという日もあったりするでしょう。

夏にそうめんなどサラッとした麺類が欲しくなるのもそのせいです。

夏にバーベキューなどをする機会もあると思いますが、お肉などの動物性タンパク質がチカラになるからと食べ過ぎるのは禁物です。

お肉の消化は胃腸のエネルギーを使うため、消化にチカラを使ってしまい夏バテに繋がることもあります。

お肉や冷たいものの取りすぎに注意して過ごすことで次の季節を快適に過ごすことができますよ。

秋口の過ごし方

お盆を過ぎた頃から朝晩が涼しく感じられる季節がやってきます。

新しい季節に合わせてカラダも整え始めていきましょう。

夏野菜を食べ続けたり、冷たいものを食べ飲みするのを控えておきます。

涼しくなる季節に対応できるカラダを作り風邪を引いたり体調を崩さないように整えることができるようになります。

旬の食材を使った栗ご飯などの炊き込みご飯と根菜類入りの煮物や汁物をいただくことでカラダを温める食生活をスタートさせることができます。

それと同時に寒さに向かう季節はカラダの動きが少なくなりますので意識して基礎代謝を高めておくようにしっかり運動することもオススメです。

真冬の食生活

冬といえば鍋ものですよね。

それも冬を乗り切るのに理に適った食事法です。

具には季節の野菜や根菜などの他にきのこ類など色んな種類を入れるとバランスよく栄養を補給することができます。

カラダを内側から温め、栄養バランスも整えておくことで次の季節に柔軟に対応していけます。

春を気持ちよくスタート

冬の寒い時期にたくわえていた脂肪や余分なものを代謝しようと内臓がデトックスを始める季節です。

冬場に不摂生しているとカラダの毒素を排泄することが追いつかず体調を崩してしまうこともあります。

カラダの代謝をあげるため野草など春の山菜が豊富な季節ですが、デトックス力が強いため食べ過ぎには注意して美味しくいただける量で留めるのがオススメです。

カラダを整える5つの知恵

身近にある食材から体調を整えるコツをお伝えいたします。

梅干し

なんだかスッキリしない朝には「梅干し」でエンジンをかけましょう。

カラダがスッキリしないのは疲労や老廃物が溜まっているサインです。

梅干しにはクエン酸、リンゴ酸などの新陳代謝を活発にして体内の老廃物を排出してくれるチカラがあります。

梅酢

夏場に活躍するのは「梅酢」です。

酢より幅広く使えておにぎりを握る時にも手水の代わりに使うことができて殺菌作用もありますので夏のお弁当にもってこいです。

夏場のドリンクとして水割りをするのも梅のパワーをいただけるのでオススメです。

自然塩

「塩」にはカラダの働きを助ける大切な要素がたっぷりあります。

ミネラルが豊富で、細胞の新陳代謝を助けたり、胃液の分泌を促し食欲を増進させるなどの効用もあるので体調を崩した時にお助け食材として使うこともできますね。

普段の生活の中で適量を料理に加えることでカラダの機能バランスを整えてくれます。

この働きは精製された塩には期待できませんので、自然塩を選ぶことがポイントとなります。

みそ

日本人にとって生活の一部となっている「みそ」ですが、良質の血液を作ってるれる素材が沢山入っているので善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。

カラダを温める効果もあるため、冬場だけでなく夏の冷たいものを取りすぎる季節にも一日一杯取り入れるといいですね。

夏野菜

料理をしている様子の写真

「旬野菜」には、その季節に合わせてカラダを調整してくれる機能があります。

夏野菜は特に夏場の暑さに対応するために適度にカラダに水分を取り入れ、水分バランスを整えるチカラがあります。

きゅうりにみそをつけて食べたり、昔ながらの知恵は素晴らしいですね。

子どもにとっての食事とは

我が子にとっての「食育」と言われてどんなことが浮かびますか?

栄養バランス?好き嫌いが無いこと?たくさん食べさせること?

飽食になった今、旬など関係なくスーパーに並ぶ野菜やフルーツ。

親である私たちでも旬のものが分からなくなってきています。

先ほど話したように「旬のもの」は「カラダを作ってくれる」大切な要素となります。

季節感を大切にしながら食材のチカラを味方につけることを意識しましょう。

体調を崩したり、季節の変わり目に必ず風邪を引くという場合には、季節外れの食事をしてカラダに負担がかかっているサインかもしれません。

旬野菜をお子さんと一緒に学ぶことで楽しみながら美味しく食事が進むことにも繋がり食育としても繋がっていきます。

毎日の食事を味方につけよう

毎日三食いただく食事からの影響が一年の体調に大きく影響していることを感じていただけましたでしょうか?

世界の国々に比べ四季が巡り繊細なバランスで成り立っている日本。

四季折々の野菜や海の幸など自然の恵みに感謝しながらカラダを整えてエネルギッシュに過ごせる毎日をお過ごしください。

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