結婚して家族も増え、現在専業主婦をされている方もいれば、産休を終え仕事へ復帰している方もいらっしゃることでしょう。
一日の中でやるべきことややりたいことが盛りだくさんで、いくら時間があっても足りない!という状況になることも多いのではないでしょうか?
主婦でもあり、ママでもあり、仕事をこなす社会人でもあり、地域の活動や子供の学校行事に対応する役割も果たし、1人の女性でもある私たち。
家族との楽しい時間を大切にするためにも、1人で色々と頑張り過ぎずに、この機会に「家庭の役割分担」を考えてみませんか?
目次
実際にどのような家事・育児がありますか?
日々の生活に追われる中、1日にこなす家事・育児がどれだけあるか、考えたことはありますか?
専業主婦であっても、仕事をしているワーキングマザーであっても、朝から晩まで動き回っているママは多いのではないでしょうか。
日々どれぐらいのタスクをこなしているのか、洗い出してみましょう。
そうすることで、旦那さんやお子さんたちができる役割があることも明確になります。
一般的な家事内容
- 食事の買い出し、用意、片付け
- 洗濯物を干す、取り込む、畳む
- 掃除(毎日の掃除機かけや、水回りの掃除など)
- 家計のこと
一般的な育児内容
- 子供の支度準備
- 子供の送迎
- おやつ準備
- 子供の相手をする
- 子供の学校行事などのボランティア
大まかに、一般的な家事・育児の内容を挙げてみました。
他にも「ゴミ捨て」「お風呂をいれる」など、時系列でより細かくどのような動きをしているか挙げてみると、日々こなしている家事育児の量が分かります。
現在、夫婦での役割分担が、お互いにとってベストな状態であればOKです。
もし、少し負担に感じる部分があったり、ストレスを抱えながらもそのままの生活を続けているのであれば、夫婦での家事育児バランスをしっかり話し合う必要があるでしょう。
実際に、家事育児の分担を5:5にすれば、全ての家族にとってハッピーかというと、そうでもありません。それぞれのご家庭にあった家事分担バランスがあるのです。
できるだけそのバランスが取れるように、一緒に考えていきましょう。
お互いにどのように考えているのか、話し合ってみよう!
そもそも、男性と女性では感じていることや考えていることが違っていることが多いです。その感覚の違いについて、基本的な考え方を紹介します。
女性の考え方
①言わないとやらない、言ったことしかしない夫にモヤモヤ。
②家のことは女性がやるべきことだと女性自身も思い込んでいる場合が多い。夫もそう思っている。
③夫の家事の仕方が雑で気になってしまい、洗濯物の干し方や食器洗いなどやり直してしまう。
男性の考え方
①家事をしても感謝されないと、やる気が出ない。
②ダメ出しをされてウンザリしてしまい、もうやりたくなくなる。
③他の旦那さんと比較をされ、困ってしまう。
【解決策】コミュニケーションをしっかり取ること
女性と男性の考え方の違いを見て、ご自身に当てはまるという方!
ぜひ、お互いに感謝の気持ちを伝えることから始めてみてはいかがでしょうか。
特に男性は、褒められたり感謝されたりすると、より一層頑張れる傾向にあります。
普段から、感謝の気持ちを伝えるようにするだけでも、さらに家事育児に協力的になってくれるはずです。
まずは、自分から実践してみましょう。そうすると、おのずと旦那さんが奥さんを気にかけることが増えていくはずです。
伝えたいことをまとめてみる
まず「感謝の気持ちを伝える」ことを大前提に気持ちを整えたら、
①分担したい家事育児をまとめ、話し合う時間を設けましょう。
②それがお互いにとって得意なことか、どちらがやった方がいいかを相談しましょう。
その際、押し付け合いにならないようにすることが大切です。きちんと冷静に話し合いましょうね。
③ある程度の役割分担が決まったら、実際にやってみましょう。
一方的にならず、相手を尊重することが大切です。まずは、お試しの日を作ってみるのもいいかもしれません。
仕事の日だと新しいことにトライするのは難しいかもしれませんが、休日や少し余裕がある時に始めると、時間的にも精神的にもゆとりを持ってできるでしょう。
④お互い、結果に対してのダメ出しはしないようにしましょう。
例えば、洗濯物干し担当を旦那さんにお願いする場合、最初に一緒にやってみることも良いでしょう。
その時に気になることがあれば、注意点やポイントを伝えながらできるので、旦那さんにとっても、後で注意されるより素直に受け入れられるのではないかと思います。
ぜひ伝え方も工夫してみましょう。
すべての家事育児を、お互いに一通り経験するのもアリ!
休日などに、ゲーム感覚ですべての家事育児をお互いに経験し合うというのも、素晴らしい時間になると思います。
忙しい日々の中、お互いがそれぞれ「自分ばかり大変だ!」と思い込んでしまうこともあるでしょう。
役割を交代することで、お互いが担っていたことの共有ができ、ありがたみを感じられます。
また、どちらかに何かあったときに、ある程度の家事育児を経験していれば不安なく乗り越えられる、という利点もあります。
例えば、私が実際に「良かったなぁ」と思った経験があります。
第一子を授かり、通っていたマタニティクラスで旦那さん同伴で参加する授業がありました。
そこで男性に伝えられた心構えは、「ご飯と味噌汁は作れるようになっておいてください」 ということでした。
産後の女性の身体は、生まれたばかりの赤ちゃんの世話をするだけでも大変です。そのため、最低限の食事を用意できるように、というアドバイスだったのです。
身体もつらく、思うように動けない時に、旦那さんにご飯を炊いて味噌汁を作ってもらえたら、本当に嬉しいですよね。
それに、今後も自分が体調を崩したときや何かあったときに、安心して料理を任せられるパートナーがいるだけでも、精神的に安心できると思います。
子供たちも一緒に家事を楽しもう!
楽しい家族の時間を過ごすためには、子供たちの役割も欠かせません。
自分たちで出来ることはやってもらい、家事の手伝いをやりたがるときには「忙しいから」と言わず、手伝わせてあげましょう。
そうすることで、出来ることが増えたり成長したりと、子供にとっても有意義な時間になります。
また、ママ自身の家事が楽になり、家族と一緒に過ごす時間も増えるので、一石二鳥です。
ママは、ただでさえ頑張ってしまう性質を持っているのではないかと思います。
意識して家族に役割を任せることで、ご自身が楽になるでなく、旦那さんや子供たち、家族にとってもより良い未来につながっていきます。
ぜひ、ご家族で話し合って、楽しい家族の時間をお過ごしください!